Martin Margiela / マルタンマルジェラ
Martin Margiela / マルタンマルジェラの基本情報
Maison Martin Margielaとは?
1988年、パリにて「Maison Martin Margiela」設立。
2015年1月、Maison Margielaに改名。
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フランスを拠点とするファッションブランド。
ウィメンズ・メンズウェア、アクセサリー、シューズ、フレグランスなど幅広く展開しています。
「カレンダータグ」と呼ばれる数字が羅列されたブランドタグが有名で、そこにはブランド名が記載されておらず、数字だけが並んでいます。
その数字の中のひとつに丸が付けられ、それがブランドラインを示しています。
カレンダータグは4つの白い糸で留められているのが特徴で、裏側から見ると4本のステッチだけが見える形になっており、タグにブランド名が記載されていないことと併せて「ブランドネームではなく服そのもので判断してもらいたい」というデザイナー・マルジェラ氏の思いが込められています。
今となっては、それ自体がMartin Margielaの象徴となっているような部分もあり、当初の目的である「匿名性」という意味はほぼ成していないともいえますが、マルジェラの思想のひとつを象徴する重要なピースであることには違いないといえるでしょう。
デザインの特徴は、衣服の再構築・再定義をテーマとし、クラシックなモチーフの概念を破壊し、再構築したアイテムに定評があります。
「反モード」という概念を掲げ、当時、主流だった煌びやかなモード界の「モードはかくあるべし」という思想に真っ向から反抗するように、労働者の衣服である作業着やデニム、軍服などをボロボロに加工したり、ペインティングするなどといったアイテムで作り上げた貧困者風(ポペリズム)のコレクションを展開しました。
世に溢れる様々な物体を与えられた役割や用法から解放することで、俗に言う「脱構築(デコンストラクション)」という流れをファッション界に持ちこみました。
デザイナー
Martin Margielaのデザイナーは、創始者であるマルタン・マルジェラ氏。
1957年4月9日、ベルギーのヘンク出身。
1977年にアントワープ王立芸術学院へ入学、1979年に卒業。
1984年に観賞したジャン=ポール・ゴルチエのショーに感銘を受けてゴルチエのアトリエに入り、以後ゴルチエのもとで1987年までデザインアシスタントとして働いていました。
1988年に自身のブランド「Maison Martin Margiela」を立ち上げ、パリコレクションでデビュー。
1997年から2003年にかけてはファッションブランド「エルメス」(レディース)のデザイナーも担っていました。
マルタン氏はしばしば、ブランドのことを指す際に「we」という呼称を使用しており、その呼称の通り、Maison Martin Margielaはマルタン氏率いるデザインチームとして活動しており、マルタン氏のチームへの信頼はとても厚いものでした。
創始者のマルタン氏は表舞台に顔を出すことを好まず、写真すらもほぼ無いのだそうです。
本人によるデザイン、ディレクションは2006年~2008年ほどまでではないかと言われており、これも正式な発表があったわけではないのですが、その前後に本人は引退、デザインチームがマルタン氏の意思を受け継いでブランドを存続していく形となりました。
定番アイテム
現在編集中
タグのライン表記
Maison Martin Margielaのブランドタグはブランド名が記載されておらず、カレンダーのように数字が並び、ブランドラインに対応する数字に丸が付けられているというものになっています。
以下の数字がブランドラインの一覧となっております。
- 0 – 手仕事により、フォルムをつくり直した女性のための服
- 0 10 – 手仕事により、フォルムをつくり直した男性のための服
- 1 – 女性のためのコレクション(ラベルは無地で白)
- 4 – 女性のためのワードローブ
- 3 – フレグランスのコレクション
- 8 – アイウェアのコレクション
- 10 – 男性のためのコレクション
- 14 – 男性のためのワードローブ
- 11 – 女性と男性のためのアクセサリーコレクション
- 12 – ファインジュエリーのコレクション
- 13 – オブジェ、または出版物
- 22 – 女性と男性のための靴のコレクション
- MM6 – ♀のための服
二次流通市場での評価
Martin Margielaは、2015年までの「Maison Martin Margiela」と、2015年以降、ジョンガリアーノがクリエイティブディレクターに就任して以降の「Maison Margiela」があり、そのどちらも二次流通市場では高い評価を得ています。
マルタン氏時代のMaison Martin Margielaは貴重なヴィンテージ品という扱いを受けているものも多く、中古市場ではとても高く評価されています。
Martin Margiela / マルタンマルジェラで高価買取を実現するポイント
Maison Martin Margiela時代のアイテムは、今やなかなか手に入らない貴重なアイテムとして探しているユーザーも多く、中古市場では高く売れやすいアイテムが多くあります。
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