ISSEY MIYAKE / イッセイミヤケ
ISSEY MIYAKE / イッセイミヤケの基本情報
ISSEY MIYAKEとは?
デザイナーの三宅一生が立ち上げた日本のレディースファッションブランド。
1971年にニューヨークで初めてコレクションを発表し、現在はパリでコレクションを開催しています。
ブランドの思想の根幹に「一枚の布」というテーマを置き、デザイナーの三宅氏が服作りを始めた当初から今日まで、このコンセプトが貫かれています。
「一枚の布」というテーマの文字どおり、使用する素材を糸の1本から研究するところから服作りが始まります。
中でも「プリーツ」はISSEY MIYAKEを代表する素材であり、様々なアイテムに使われています。
様々な魅力のある素材ですが、折りたたまれたプリーツが人の動きに合わせて展開することで伸び縮みし、絶妙なフィット感が心地よく、身体が解放されるような感覚で着ることが出来ます。
気負わずに着られるのにアクセサリーをプラスすればディナーにも行けるようなラグジュアリー感も感じさせる、丸めて運んでも広げればすぐ着られ、しかも家で洗濯できる…と、ISSEY MIYAKEのプリーツ素材はデザインの枠を超えて一種の発明ともいえる、画期的なものとなっています。
デザイナー
三宅一生
創立者であり、最初のデザイナーは三宅一生。
1938年、広島県出身。
多摩美術大学図案科に入学。在学中から装苑賞の第10回(1961年)、第11回(1962年)と2年連続で現在の佳作にあたる賞を受賞。
東洋レーヨン(現・東レ)の1963年版カレンダー用の衣装制作が、最初の仕事だったそうです。
第1回コレクションは卒業後の1963年に発表した「布と石の詩」。
当時は服をどうやって作っていいか分からず、奇抜な服をたくさん作ったそう。
業界人には大変驚かれ、日本のファッション界の寵児になりました。
ブランドの根幹となるデザイン、素材を構築し、ISSEY MIYAKEのデザイナーとしては2007年まで活躍しました。
藤原大
後任として2006年から2011年までクリエイティブディレクターを務めたのは藤原大。
1998年、三宅一生と共に、A-POC (=A Piece Of Cloth )をおこなっていた人物です。
2009年春夏コレクション以降、「カラーハンティング」という言葉を用い、自然や生物など、環境の中にある色を観察・把握し、色見本化していく試みも行っていました。
宮前義之
2012年、ISSEY MIYAKEのデザイナーに就任。
2001年に三宅デザイン事務所に入社して藤原大の右腕としてキャリアを積み、その後デザイナーとなりました。
ISSEY MIYAKEの伝統を守りつつも、ジャガード織り素材にストレッチ糸を織り込み蒸気で縮めて服をつくる「3Dスチームストレッチ」や、自在に形を変える柔軟な「Dough Dough」など、アイコニックなプリーツ以外にも革新的な素材を探求してきました。
近藤悟史
2020年秋冬コレクションよりデザイナーに就任。
デビューコレクションでは、ランプシェードのような形をした物体が頭上から降下してきたかと思うと、モデルたちの体を通ってドレスへと変身するなど、斬新な演出を交えた鮮烈なデビューを印象付けました。
「服を着る喜び」を尊重するような服作りを標榜しており、これからのISSEY MIYAKEを担っていく人物です。
シーズンテーマ
ISSEY MIYAKEは毎シーズン、テーマを設けてコレクションを発表しています。
その一部をご紹介します。(随時更新中。)
- 2008ss 風
- 2009aw Kinetic Frames – 運動するフレーム –
- 2010ss NEWS MIX – ニューズミックス –
2010aw Poincaré Odyssey – ポアンカレ・オデッセイ – - 2011ss Ghost in the Clothes(服の中に潜むゴースト)
2011aw ロンド ♯2(輪舞曲) - 2012ss BLOOM SKIN(ブルーム スキン)
2012aw Mineral Miracle / ミネラル・ミラクル - 2013ss Flapping Colors -羽ばたく色-
2013aw Hop, Step, Check - 2014ss Wearing Light(光を纏う)
2014aw Rhythmatic Forest -森の鼓動- - 2015ss Windscape
2015aw Colorscope(=万華鏡) - 2016ss Botanical Delights
2016aw BEYOND - 2017ss microcosm
2017aw Chromatic Fantasia -極光色- - 2018ss A Piece of Memory -記憶のカケラ-
2018aw Silent Energy - 2019ss Traces of Hands
2019aw Chain of Inspiration - 2020ss A Sense of Joy
2020aw – Making Speaking, Speaking Making – - 2021ss UNPACK THE COMPACT
2021aw As the Way It Comes to Be – 生まれたままで –
二次流通市場での評価
ISSEY MIYAKEは数々のラインを展開していますが、レディースのメインラインということもあり、ショーで展開するような、コンセプチュアルな商品展開になっています。
そのため、なかなか定価では手が出しにくいユーザーが二次流通市場での購買を狙っており、中古市場でも比較的高い金額で取引されている印象があります。
同じISSEY MIYAKE系列でいえばPLEATS PLEASE(プリーツプリーズ)などは金額もやや手ごろで中古市場での取引も盛んですが、こちらのラインの方が取引数は比較的少なく、レアリティは高いといえます。
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公式サイト
ISSEY MIYAKE / イッセイミヤケで高価買取を実現するポイント
まず大きな汚れ、ダメージなどが無いことが一番のお買取りのポイントとなります。
また、特殊な加工の生地などについては、プリーツ生地などのプリーツが維持されていることなども評価の対象となります。
アイテムの内側に付された品質表示タグから発売年などを特定していますので、LINE査定などをご利用の際は内側に付されたタグの写真をお送りいただければより正確な査定が可能となります。